【分かりやすく解説】パン屋を始めるために必要な開業準備をまとめて確認!

ずっと憧れだったパン屋を開業したいけど、開業に関して未経験だからどこから始めていいか分からないという方も少なくありません。
パン屋を開業するには、経営の経験がないと開業できないと思う方もいるかと思いますが、結論からお伝えすると、経営の経験がなくてもパン屋を開業することは可能です。
効率的にパン屋開業に関するノウハウを学び、集客に関しても工夫することによってスムーズに進められます。
本記事では、
- パン屋の開業に必要な資格は?
- パンの基本的な技術を習得しよう
- 開業資金の相場はいくら?
- 開業準備の際は集客方法について考えよう
- 効果的な集客はポスティング
について解説していきます。
パン屋を開業したい方の参考になれば幸いです。
パン屋の開業に必要な資格は?

食品を扱う以上、開業するには衛生管理を中心とした関連資格の取得が必要となります。
基本的には以下の3つになります。
- 食品衛生責任者
- 飲食店営業許可
- 菓子製造業許可
それでは1つずつ解説していきます。
食品衛生責任者
飲食店内で販売・提供される食品の衛生管理を行うための資格です。
都道府県等が行う講習会に参加すれば取得でき、受講料として1万円程かかります。
しかし、調理師免許を持っている場合には、この資格は免除されますのでご注意ください。
取得の流れに関しては以下記事で解説しているのでぜひご覧ください。

飲食店営業許可
お店がイートインスペースがある場合、調理が必要な商品を提供する場合に必要となります。
保健所の人が店の図面をもとに立ち入り検査を行うものとなり、物件の構造、設備に関して検査をし、問題がなければ許可を得ることができます。
申請してから取得までは半月程度かかりますので、開業に影響がないよう早めの申請が必要です。
取得の流れは以下の菓子製造業許可と同様の流れになります。
菓子製造業許可
聞いたこともない方も多いかも知れませんが、パン、ケーキ、餅菓子、飴菓子などを製造し、販売や店舗での営業を始めるときに必要な許可で、管轄の保健所に申請し許可を取得する必要があります。
パンの製造と販売でテイクアウトのみの販売であれば、この許可を取得すれば開業できます。
取得の流れは以下の通りです。
食品営業許可と同様、食品衛生責任者がいなければ菓子製造許可は取得ができませんので、食品衛生責任者資格を持ってない方は受講しましょう。
開業するにあたって施設の工事に着手するのではなく、保健所に施設基準に合致しているかなどを相談しましょう。
保健所に相談し、問題がなければ、保健所に申請をしましょう。
条例基準に合致した施設か、申請内容に相違がないかなど保健所の担当者による施設の確認検査を受けます。
もし、施設基準に適合しない場合は再検査を受ける必要があります。
施設の確認検査後、営業許可通知書と営業許可事項が交付されます。
交付されたら名札を店内の見やすいところに掲示すれば、菓子製造の営業を開始することが可能となります。
パンの基本的な技術を習得しよう

上記でも述べたように、経営の経験がなくても開業は可能です。
しかし開業したいと思っても、パンについての技術、知識がない場合、技術を習得することは必須となってきます。
安定した品質を保つのはもちろん、クオリティの高い商品を提供することで集客にもつながるでしょう。
技術を習得する方法として、以下の2つの方法が挙げられます。
- パン製造の専門学校に通う
- 中小規模のパン屋に勤める
では解説していきます。
パン製造の専門学校に通う
パン屋を開業するのに専門学校に通うことは必須ではありませんが、厚生労働省が認定する「パン製造技能士」と呼ばれる国家資格を取得できることがメリットと言えるでしょう。
専門学校を卒業した後は大手のパン屋に就職するのが一般的な流れとなります。
しかし、大手のパン屋に就職をした場合、従業員がたくさんいることから作業が分散されているケースが多いため、全体像が見えにくいというデメリットもあります。
中小規模のパン屋に勤める
将来的に自分で開業したいという方は、接客や経営について間近で勉強ができる中小規模のパン屋に勤めることをおすすめします。
店舗を決めるコツは、地域の一番人気のある中小規模のお店を選ぶことが大切です。
繁盛してるお店は、常に忙しいので修行を積んでいく上で、成長スピードも早くなるでしょう。
ここで1つ注意点があります。
時間、月日が経つと本来自分がやりたいことや目標を見失ってしまうことがあります。
このようなことにならないように「自分は将来お店を開くんだという気持ち」「パンに対する自分なりのこだわり」を必ず忘れないようにしましょう。
開業資金の相場はいくら?

パン屋を開業するにあたり一番ネックになるのが開業資金になるでしょう。
開業資金に関しては、「初期費用」と「運転資金」に分けて解説していきます。
初期費用
まず初期費用に関しては、以下の項目が主に挙げられます。
- 物件取得費用
- 内外装工事費用
- 厨房設備や空調設備・什器など設備や家具にかかる費用
- 製造に必要な仕入れ費用
- 集客のための広告費用
お店の規模・形状によって異なりますが、一般的に初期費用の相場は、2000~3000万円と言われています。
初期費用を抑えるコツとして、厨房設備や家具が再利用できる居抜き物件を探すということが挙げられえます。
厨房設備や家具がそのまま使用できるだけでも費用をある程度抑えられますので初めは居抜き物件で開業することをおすすめします。
運転資金
運転資金とは、物件の家賃や製造にかかる材料の仕入れ費用や光熱費、スタッフを雇用した場合は人件費など、今後お店を続けていくにあたってかかってくる費用のことです。
いざ、開業してみるとあれが足りない、もっとこうしたいなど問題が発生するためスムーズにはいくことはないでしょう。
そんな時に対応ができるようにできるだけコストは抑えて開業しましょう。
開業準備の際は集客方法について考えよう

開業準備の際には、集客方法について考えましょう。
集客は広告が最も大事です。
広告費は売上高に対して3%〜5%程度が適正でしょう。
パン屋で考えると、あくまで目安ですが、平均月収が約30万円となります。
なので30万円で考えた場合、9千円〜1万5千円程度を広告費として経費計上しましょう。
テレビ広告を抑えてネット広告が主流になった今、SNSを通じて簡単に広告を出稿できるようになりました。
しかし、お客さんの立場になって考えてみると、自分が住んでいる地域でもお店の新規オープンはなかなか気づかないものです。
口コミやお店の前を通ってようやくオープンに気づくということもあります。
ローカル(半径1km以内)のお客さんに対してはまだまだポスティングが有効です。
まずは、地域の人にアピールしてあげる事が大切です。
効果的な集客はポスティング

パンを作る技術も向上してきて、SNSで映える商品や見た目で魅了する商品を作ることができれば集客にも繋がりますし、ファンを作ることができます。
ここまできたら並行してポスティングを取り入れましょう。
ポスティングとは、広告・宣伝を目的にチラシなどをポストへ直接投入する行為のことをです。
自宅のポストに、パン屋の新規オープンのチラシが投函されているだけで、自分の生活にひも付きます。
ポスティングはターゲットにダイレクトにアプローチができるので、新規オープンした地域のお客様に対してはポスティングが有効だと言えるでしょう。
飲食店の開業は、アプローチができない地域や年齢層もありますので、上手に集客をしていきましょう。
以下記事はポスティングに関して詳しく説明しています。
ぜひご覧ください。

フランチャイズでの開業も視野に入れよう

「パン屋で修行する期間は長く設けられない…」
「すぐに自分のパン屋を持ちたい…」
そういった方も中にはいらっしゃると思います。
そんな方におすすめなのがフランチャイズでのパン屋開業です。
ノウハウやパン屋の作り方や販売方法を教えてくれるので、特別な技術や知識も必要なく、未経験でも気軽に始められる点が魅力です。
また、研修の実施や、設備費用や内外装費用を負担してくれる場合もあるため、開業資金を安く抑えられるのも1つのメリットです。
フランチャイズに関して、以下の記事でまとめているのでぜひご覧ください。

自分なりのパン屋を開業しよう
ここまで以下の内容について解説してきました。
- パン屋の開業に必要な資格は?
- パンの基本的な技術を習得しよう
- 開業資金の相場はいくら?
- 開業準備の際は集客方法について考えよう
- 効果的な集客はポスティング
結論からお伝えすると、経営の経験がなくてもパン屋を開業することは可能です。
また知識、技術の習得方法に関しては、専門学校に通う、中小規模のお店に勤める、フランチャイズで開業をするといったいくつかの方法があるので自分に合った方法を見つけましょう。
ネクスト・アップは、ポスティングが得意な会社で、これまで多くの実績を残し、ポスティングを活用し各事業の集客に貢献しています。
「集客に伸び悩んでる…」
「売り上げをもっと伸ばしたい…」
と思ってる方。
少しでも気になった方はお身軽にお問い合わせください。