【自宅エステサロンを始めたい】開業準備を6つのチェック項目で確認

エステ業界は、コロナ禍の影響で一時期縮小していましたが、近年回復の兆しを見せています。

しかし、参入のしやすさからエステサロンを開業する人は非常に多く、競争率が激しいのも現状です。

そんな厳しい戦いの中、どうやって生き残っていけばいいでしょうか?

ポイントは開業の流れを事前に把握することです。

今回は個人エステの開業を考えている方に向けて、エステサロン開業の流れや、顧客を獲得する上での考え方について解説しています。

エステサロン開業にあたって不安がある方は、参考にしてみてください。

目次

開業の流れを把握してスキルアップの時間を増やそう

開業の流れを把握することのメリットは、「開業後も事務作業に追われず、自身のスキルアップに充てる時間を増やす」これに尽きます。

1年後、約半数の店舗が、3年後には9割もの店舗が廃業に追い込まれると言われている業界ですが、その原因は準備不足です。

実際、開業のしやすさから、エステサロンを経営している方の52.7%が個人だということがデータで出ています。(経済産業省 2002年エステティック業の概況より)

しかも、エステティシャンの資格は必ずしも必要ではなく、なんだったら資格なしでいきなりエステ開業をすることも可能です。

そのため、開業前のリサーチや準備が不足し、1年で閉店してしまう店舗が続出してしまうのです。

では、具体的に開業の流れを把握していないと、どうなるのでしょう?

開業後も事務作業に追われることで、自由な時間が減ります。

自身の技術を磨く時間が減ると、当然いいサービスを提供できなくなります。

エステはお店の人とお客様が肌で触れあう特殊な業種です。少しでも技術が落ちてしまえば、お客様はすぐに気づきます。

そうなると、もうリピートしてくれません。

エステティシャンにとって、施術は最も大切な時間なので、そこで最高のパフォーマンスを発揮するためにも、スムーズに開業して自身のスキルアップに充てる時間を確保しましょう。

エステサロン開業までの流れ

競合との違いを出すためにコンセプトを決める

まずは、誰にどんなサービスを提供するかというコンセプトを決めます。

そこまで念入りに決めなくてもOKです。自宅エステの開業では、まずはやってみて、その後に改善を繰り返すことが重要だからです。

ただし、同じエリアで競合する他店はリサーチをした上で、コンセプトを決めましょう。

また、自分がなぜセラピストになるのか、なぜ開業するのかといった動機付けの部分はしっかり考えます。

ここが固まっていないと、そもそも続けることが難しくなってしまうからです。

開業資金として40万円~60万円用意

自宅店舗
10万円~(相場は40万~60万円)100万円~(相場は140万円)

開業資金も早い段階で用意しておきます。

自宅で行う場合、設備投資にだけお金を使うのなら、最低10万円からで開業できます。

ただ、内装を希望したり、宣伝費にお金をかけたい人もいるでしょうから、費用はピンキリです。

内装、設備投資、備品代もろもろ入れると、相場は40万~60万円ほどです。

また、店舗でやる場合は賃料が加わってくるため、一気に値上がりします。

物件だけで100万円近く飛びますので、内装やら設備投資やらを加えると、相場は140万円程度といったところです。

内装、設備を揃える

どういったエステをやるかにもよりますが、絶対必要と言えるのはベッド、タオル、エステに使う美容液でしょう。

業務用美容品専門のECサイトであるビューティガレージであれば、自分が必要とするものだけを、お手頃価格で揃えられるばかりか、機械や看板、レジなど多種多様なものを販売しています。

また、自宅サロンでも店舗サロンでも内装工事を行う場合がほとんどです。

店舗サロンの場合だと、大掛かりな工事が必要ですが、自宅サロンだと業者に頼まなくても自分だけで十分できます。

おうちサロンNaviさんのレイアウトを紹介しているサイトで、どんなレイアウトがあるかチェックしてみましょう

SNS、ポスティングを活用して宣伝

大それたことはしなくて大丈夫なので、まずは開業を考え始めた段階から、周囲の友人やSNSに「開業を考えていること」を発信してみましょう。

まだ店が始まってないから意味ないのでは?と思うかもしれませんが、オープン前から発信することで、あなたの開業を応援するファンが出てきます。

そういった方たちに、まずは最初のお客さんになってもらうのです。

もし、サービスを気に入っていただけたら、口コミでさらなるお客様に来てもらえます。

また、地元の集客を効率的に行うという意味で言うと、ポスティングも効果的です。

主婦が多いエリア、女子大生が多いエリアなどに店を構えるのであれば、積極的にポスティングを活用してみましょう。

プレオープンでは単に安くしない

オープンの1か月前~2か月前は、プレオープンの時間に充てましょう。

具体的には、自分の知人や友人に来てもらい、特別価格で施術します。

ただし、「プレオープンだから安くする」という設定はなしです。

なぜなら、その後値上がりすると、来なくなってしまうからです。

では、どうやって特別価格で提供すればいいかですが、アンケートの記入を条件にしましょう。

「アンケートを記入してくれたら、特別価格の50%OFFで」などにすれば、施術に対するフィードバックをもらえて、自分のスキルアップに努めれる他、相手も得した気分になるのでWin-Winです。

したがって、プレオープンの期間は、アンケート記入と特別価格をセットで行いましょう。

エステサロン開業のスケジュール

STEP
6カ月前―コンセプトを決める
  • 誰に?何を?提供するか。
  • なぜ開業するのか?なぜセラピストになるのか?なぜ自宅なのか?
STEP
5カ月前―開業資金を用意する

個人エステの場合、相場は30万円

STEP
4カ月前―内装、設備を揃える

ベッド、備品、必要であれば機械などを揃える

STEP
2カ月前―PR

SNS、ポスティングなどで宣伝

STEP
1カ月前―プレオープン

プレオープンと称して、知人や友人に施術してみる

STEP
開業届を提出

オープンしてから1カ月以内に開業届を提出

エステサロンの広告費は売上×3%~5%程度

集客は広告が最も大切です。

広告費は、売上高に対して3~5%程度が適正です。

例えば、300万円の売上であれば、9万円~15万円程度を広告費として経費計上しましょう。

テレビ広告を抑えてネット広告が主流となった今、SNSを通じて簡単に広告を出稿することができるようになりました。

しかし、お客さんの立場になってみると、自分が住んでいる地域でもお店の新規オープンは、なかなか気づかないものです。

口コミやお店の前を通ってようやくオープンに気づくという事もあります。

ローカル(半径1km以内)のお客さんに対してはまだまだポスティングが有効です。

まずは、地域の人にアピールしてあげる事が大切です。

助成金や補助金を有効活用

個人でも法人でも、お店を経営する際、国から援助が受けられるとなれば、かなり楽になりますよね。

助成金と補助金の違いですが、補助金は条件に当てはまっていても、受けられない可能性があります。

それに対して、助成金は条件さえ満たしていれば、必ず受け取れます。

知っておいた方が良い助成金2つ
  • 地域雇用開発助成金
  • 自治体の助成金

地域雇用開発助成金は、特定の地域でエステを開業したときにもらえる助成金で、40万円~900万円が支給されます。

自治体の助成金は、その名の通り自治体の方で支給している助成金です。

例えば、東京だと働き方改革を推進しているので、フレックスタイム制や短時間勤務制度を採用した企業には、助成金を支給しています。

自分の地域の自治体がどんな施策を取っているか、確認しておきましょう。

まとめ:開業準備の中で最も重要なのはPR

エステサロン開業の流れを見てきましたが、改めて重要ポイントをチェックリストとして掲載しておきます。

  • お店のコンセプトを決める
  • 開業資金を40~60万円用意
  • 内装、設備を揃える
  • PR
  • プレオープン
  • 開業届の提出

この中で多くの人が苦労するのはPRの部分です。

実際に、サロン経営者で廃業する人は、開業後も集客に頭を悩ませ、自身のスキルアップに時間がとれなくなり、結果的にリピーターもだんだん失っていくというパターンが多いです。

そういった方たちを減らすためにも、エステサロン開業を計画する際は、是非一度ネクストアップにご相談ください。

弊社は、デジタル広告とアナログ広告を組み合わせた、幅広いマーケティング手法を行う会社です。

昨今の流行りであるWeb広告やSNS広告だけでなく、地元住民に効率よくアプローチできる「ポスティング」も得意としています。

きっと、エステサロンを経営される、あなたのお役に立てることでしょう。

集客に頭を悩ませなくていいとなれば、もっと色々なこと、本来やりたかったことに時間を使えるようになるはずです。

ささいなお問い合わせだけでも大丈夫です。下のリンクから問い合わせフォームに移れます。

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